身につまされる思い(真面目一本だったのに最後は金せがむ老人に)
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今日の釧路 | 2月22日(木) |
日の出 | 6:11 |
天気 (5:00) | 曇り |
気温 (5:00) | -6.4℃ |
気圧 (5:00) | 1014.9hPa |
予報 | 晴れ時々曇り |
予想最高気温 | -2℃ |
記載時間 | 9:30 |
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今朝の釧路は、7時頃から晴れています。9時の気温は-3.5℃です。
「北の国から」を1話から見ているのは中休みです。レギュラー放送からドラマスペシャルに進めずにいます。追々です。昨日は、ちょっとぶりに「男はつらいよ お帰り寅さん」を見ました。BSテレ東の「土曜は寅さん」もシリーズ終盤作品の放送になっていて、話の中心が寅さんから甥っ子の満男(吉岡秀隆)が高校時代の初恋の相手である泉ちゃん(後藤久美子)への思いを募らせる展開になっています。
シリーズ最終作では、映画「卒業」よろしく、満男が思い詰めて、泉ちゃんが他の男(確かエリート)との結婚式に向かうところを阻止して、晴れて二人は結ばれるだろう・・・という終わり方でした。その22年後の再会を描いたのが「お帰り寅さん」です。二人はなぜ結ばれなかったのかというと、満男は父親(前田吟)と寅さんに似て、自分の思いをストレートに伝えられるタイプではないので、泉ちゃんが将来に迷って欧州に渡るのを止められなかった、というのがその後の流れだったのです。満男は駆け出しの小説家、泉ちゃんは国連難民高等弁務官事務所の一員になっています。
満男が、自分が運転する車に泉ちゃんを乗せ向かったのは、泉ちゃんの父親が入所する介護施設でした。施設では母親(夏木マリ)が待っていました。そこにいた父親は、シリーズでは寺尾聰さんでしたが、老いた父親は橋爪功さんでした。シリーズでは真面目一本だった父親が、満男に金をせがむ老人になっていました。なんだか、身につまされる思いで見ていました。最後はこんなふうに本性を曝すことになるとしてら、それは怖いです。食いたいもの食って、「カメラ買ってくれ~」と駄々こねたらどうしましょう。
泉ちゃんと母親を乗せ施設を後にした満男の車は、足立ナンバーの「1969」でした。これは、シリーズ第一作が公開された年(1969年 昭44)を表しています。なるほどなあ、と思いながら見終わった後に検索してみたら、そこそこの人がこのことに気がついた書き込みをしていました。やはり、ファンは見るとこを見ているのです。
「孤独のグルメ」では、井之頭五郎のミニクーパーが世田谷ナンバーの「563」だったのは一発で意味がわかりましたが、この「1969」は誰がそうしたのでしょう?脚本を書いた山田洋次監督でしょうか?監督はそこまで細かい指示はせずに、スタッフの配慮でしょうか?なんとなくですが後者のような気がします。
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