ローカル話(釧路)
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今日の釧路 | 12月6日(火) |
日の出 | 6:38 |
天気 (5:00) | 晴れ |
気温 (5:00) | -6.1℃ |
気圧 (5:00) | 1012.5hPa |
予報 | 晴れ夜は曇り |
予想最高気温 | 3℃ |
記載時間 | 9:30 |
今朝の釧路は晴れです。9時の気温は-5.4℃です。
今朝、道内で一番気温が低かったのは、富良野市の-21.0℃です。同じ富良野市の「北の国から」の麓郷は、-16.8℃でした。釧路も-9.2℃と今季最低気温を更新しています。
昨日、六花亭(釧路)春採店閉店の記事に関して、鉄筋コンクリート造り築25年の設備が老朽化というなら、釧路の公共施設はすべて朽ちていることになる、と書きました。
それで、築年数を誇る?建物を釧路市史で検索してみました。市役所庁舎と釧路駅では、どっちが古いかと思ったら、釧路駅のほうでした。
【引用開始】昭和36年(1961)8月1日 国鉄「釧路民衆駅」が使用開始される。【引用終了】「民衆駅」についての説明もありました。【引用開始】駅舎建設資金を地元にも負担してもらい、代わりに商業施設を駅内に設けたものを「民衆駅」と言った。【引用終了】とありました。
「釧路民衆駅」という表現は聞いたことがなかったですが、駅内の商業施設で思い浮かぶのは、「ステーションデパート」です。釧路市史によると、釧路駅供用開始の翌月にオープンしています。
ステーションデパートは、釧路駅の地下にありましたが、今から思うと、それなりの店が並んでいました。食堂も釧路の老舗が3店くらいありました。手作りおにぎりの店は大繁盛していた記憶があります。喫茶店もあって、地下なのに階段がある中2階の構造でした。
私、このステーションデパートに2ヶ月ほど勤務した経験があります。テナントの店舗に"出向"したのです。釧路にUターンして4年勤めた会社で、その4年目くらいの時に、二つ目の子会社を設立する動きがあって、私が「東京の街を歩けるから」という理由で、その一員になったのです。
でも、私の出番はまだだから、それまでの間、関連の会社に出向ということになったのですが、その管理事務所にいても、誰も来ませんから、さらに関連の店舗に出向の出向ということになったのです。
といっても、仕事があるわけでなく、毎日、ステーションデパートの書店や中古カメラ店をいったり来たりして半日を過ごしました。そのうちに、子会社設立の話は立ち消えになって、私の東京生活再びも夢散となったのでした。
あれは、昭和50年代初めの頃でしたから、釧路駅はまだ築15~16年ということで、バリバリ現役感に溢れていたと思います。昭和36年に建った釧路駅は、千葉駅と同じ外観でした。というのは、昭和40年代後半、バイトで何回か千葉駅に降り立ったことがあるので、「あ~大きさは違うけど釧路駅と同じだ」と思いながら見ていたからです。
ただ、それから50年近く経った今も釧路駅は、そのまんまです。築61年です。どうするんでしょう?まさか、自然災害で線路や鉄橋が崩壊→復旧に着手せず→廃線という定番の手順に倣って、釧路から撤退、なんてことは・・・。ここは、鉄道高架の計画を早く進めないと、JRにも見切りをつけられることになっちゃかも。
一方の市役所庁舎は、昭和40年(1965)12月2日に落成しています。こちらは築57年です。最近のニュースとしては、前述の釧路駅周辺の鉄道高架化によって誕生する新都心部の中核として、市役所庁舎を駅前に新築の方針決定!!というものがあります。
鉄道高架によって街が生まれ変わる、というのですが、鉄道高架って魔法か?と思ってしまいます。この実施が、せめて30年前だったら・・・とも思います。市の計画では、市民文化会館(こちらも築40年)や子育て施設も市役所新庁舎の周りに集約するようですが、ホントに活気ある街に戻ることができるのなら、そりゃ~もう、なんと申しましょうか、釧路市が臥薪嘗胆の期を経て、起死回生、不死鳥の如く蘇ることになります。乞うご期待しちゃいます。
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コメント
そっか。私が学生の頃憧れた毛綱先生の湿原博物館もフィッシャーマンズワーフも築40年になるのですね。
維持にお金はかかるでしょうけれど、壊さないで欲しいなぁ
投稿: 長老みさわ | 2022年12月11日 (日) 23時02分
ご長老
毛綱作品は釧路に勢いがあった時代の象徴ですが、湿原のほうは設置目的を維持しています。フィッシャーマンズワーフのほうは、閉店、撤退が相次ぎ、空きスペースを埋めるのに市の教育委員会や医師会の健診センターが入居しています。それでも、本来目的を取り戻すのに季節営業の「岸壁炉端」を開業しています。東北大震災の津波で地下の電気室がやられ、5階に移しましたが、釧路駅高架化にともなう駅周辺を新都心部にする計画で、フィッシャーマンズワーフの位置づけがどうなるのか、何れにしても毛綱作品といえども明るい未来というのは至難だと思います。
投稿: 心太@釧路 | 2022年12月12日 (月) 06時55分