中華饅頭と大根抜き
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今日の釧路 | 2月17日(木) |
日の出 | 6:17 |
天気 (5:00) | 曇り |
気温 (5:00) | -5.8℃ |
気圧 (5:00) | 1005.4hpa |
予報 | 曇り |
予想最高気温 | -1℃ |
記載時間 | 10:10 |
今朝の釧路は曇りです。時折、雪がちらついいています。10時の気温は-3.2℃です。
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、いよいよ松重豊さん演じる伴虚無蔵が登場しました。時代劇専門の大部屋俳優という設定です。実際、普段も着物姿で喋り方も時代劇そのものです。ナレーションによると、主人公に大きな影響を与えるとのことですから、今後の展開が愉しみです。
その松重豊さんのラジオ(FMヨコハマ 毎週水曜0時30分 感覚的には火曜 24時30分)「深夜音楽食堂」では、冒頭に北海道では、三日月の形をしたどら焼きを「中華饅頭」という、と話していました。中華饅頭といえば、関西と関東では、豚まん、肉まんの違いがあるが、北海道のは驚いた、とのことでした。
これ、北海道全体かどうかは知りませんが、私の周りでは「葬式饅頭」とも言います。子どもの頃、親が葬式にいって、忌中引きの引き出物として持って帰ってくるものの一つが葬式饅頭でした。近年は、すっかり姿を消したので、なにかの折に中華饅頭を目にすると、無性に食べたくなります。松重豊さんは、北海道ではコンビニにもあると言っていたので、今度、探してみます。
饅頭で思い出しましたが、『♪ おしらくらまんじゅう 押されて泣くな』に似た遊びの「大根抜き」が、北海道以外の人に通用しなかったので驚いたことがあります。1970年(昭45)に神奈川県秦野市南矢名67の学生アパートに越したのですが、そこで小学校の時の休み時間にした遊びの話になって、相撲、けん玉なんかと「大根抜き」と言ったら、?マークが返ってきました。
これは、体育館の壁に一列になって足を投げ出して座り、隣同士と腕を組みます。壁が空いていない時は、背中合わせになって輪をつくります。それを鬼が目星をつけた子の足を持って引き抜き(これが『大根抜き』の謂れ)ます。引き抜かれた(腕組みを解かれた)子が次は鬼になる、という遊びです。だいたい冬にやる遊びで、押しくらまんじゅう同様に身体が温まります。
インターネットが普及してから、北海道の方言や「大根抜き」のようなことは、語り尽くされた感があります。これは、インターネットでの情報交換で、驚いた、不思議に思ったということだけでなく、内地から北海道に来てみての体験もあると思います。その逆に北海道から東京にいってみてというのもあります。
「大根抜き」知らずに驚いた、と同時期のことですが、町の靴屋さんに長靴が売ってない、肉屋さんにマトンがない、食料品店にジンギスカンのタレを置いてない、雪印より明治、森永、サッポロよりキリン、アサヒ、電車を降りる時、ブザーを押さなくても駅ごとに停車する、その駅では列車ごとの改札時間が決まっていなくて、フリーでホームに入れる、等々ありました。そういった中で、東京では冬を炬燵一つで過ごすというのが、東京にいって驚いたことの代表でした。
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