MLBに「タンキング」という問題があるのを知った
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今日の釧路 | 2月16日(水) |
日の出 | 6:19 |
天気 (5:00) | 曇り |
気温 (5:00) | -8.1℃ |
気圧 (5:00) | 1010.5hpa |
予報 | 曇り |
予想最高気温 | -1℃ |
記載時間 | 7:50 |
今朝の釧路は曇りです。7時の気温は-7.2℃です。
昨日は、非常勤の出番で午前勤務でした。いつも出勤の朝は、カーラジオでNHK第1「三宅民夫のマイあさ!」を聴いています。昨日の放送では、「スポーツワンコーナー」で、MLBの労使交渉を取り上げていました。妥結に至らないので、16日(日本時間)から予定されていたキャンプは実施できなくなりました。
番組では、解説のAKI猪瀬さんが、詳しく説明してくれたので、労使交渉で何が問題になっているかを知ることができました。選手側が特に問題にしているのが、「タンキング」と呼ばれる球団側の行為だそうです。これは、故意に最下位になり、ドラフトの優先権を得て、有望選手を獲得する。さらに、年俸が高い選手を放出して、年俸総額の枠を超えないようにした上で、枠をオーバーした球団が支払う罰金(贅沢税)の分配を受けて経営を黒字化する、といったことが球団経営のノウハウになっていて、ファン無視の負けるために試合をする球団が実在する、とのことでした。
なので、選手側が年俸総額上限のアップを要求している背景には、自分たちの年俸が制限されることに反対しているだけではなく、上限が上がれば、贅沢税を払う球団が減り、その分配を目論む球団の収入の道を閉ざすことになるので、全球団が健全経営をめざすことになる、ということでした。
なるほどと思いました。これではファンが離れるのは当然ですし、大谷翔平がエンゼルスのことを「ファンも球団の雰囲気も好き。ただ、それ以上に勝ちたい気持ちのほうが強い。プレーヤーとしては、そのほうが正しいと思う。」と発言した意味もわかりました。
日本でも同じようなことがあり、その結果、プロ野球よりもサッカーという動きにつながりましたが、確かにJリーグのほうが、こういった問題をクリアする合理的な運営がなされていると思います。MLBもこのままでは、ますますNFLに差を広げられてしまうでしょうから、抜本的な改革に乗り出さないと、四大スポーツの中での地位も危うくなると思います。まずは、開幕日が延びることがないようにすることが球団側に課せられた第一条件です。
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