北海道のエアコン普及率
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今日の釧路 | 7月18日(日) |
日の出 | 3:59 |
天気 (5:00) | 晴れ |
気温 (5:00) | 19.0℃ |
気圧 (5:00) | 1006.8hpa |
予報 | 晴れ夜は曇り |
予想最高気温 | 25℃ |
記載時間 | 9:50 |
今朝の釧路は晴れです。9時の気温は25.6℃です。
昨日、釧路市は今季初の夏日(25.3℃)を記録しました。北海道全体では、「日最高気温の高い方から」の10傑にオホーツクと十勝の3観測地点が入っています。
釧路市といっても、気温に関しては観測地点によって、大きく異なります。これは、平成の市町合併によるものです。阿寒町が釧路市になったので、海岸線の釧路市釧路と内陸の阿寒町中徹別(なかてしべつ)では、全く異なります。中徹別は平気で30℃を超えます。
↑ この表は、釧路市釧路の最高気温14傑です。1910年(明治43年)の観測開始以来、110年間で真夏日(30℃超え)を記録したのは13日しかありません。当然ながら、猛暑日(35℃超え)はありません。3代前の市長は、「全市天然冷房」と自慢していました。
実際、十勝やオホーツクに出かけて、汗だくになって仕事を終え、帰路につくのに車を走らせていると、釧路が近づくにつれ、霧に被われて気温がグンと下がるのを実感します。
一昨日、テレビで都道府県別のエアコン普及率を取り上げていました。梅雨明けで、一気に暑くなった内地の主だった都市は94%台でしたが、北海道は17.8%でした。
ネットで検索すると、普及率のパーセントには結構ばらつきがあって、北海道は15~30%になっています。調査に学校などの公共施設を含む、含まないといった点でも差があるようです。何れにしても、北海道はダントツで低普及率です。
これは、釧路・根室のように冷涼な地があることも一因ですが、北海道では、長い間、エアコンは夏だけのものだったからです。冬の暖房には使えませんでした。せいぜい補助暖房といった程度でした。
それをエアコン各メーカー、極寒の地十勝陸別などで、暖房の研究を続け、近年、ようやく実用レベルの製品を世に出したことで、普及率が上がってきたようです。
わが家の周りで、灯油タンク(屋外の490リッタータンク)を設置している家は、わが家を含めて、平成1桁台に建てた家ばかりです。その後に建てた家は、ほぼ、電気やガスによる暖房を用いた家になっています。
屋根にソーラーパネルがある家やガス発電機がある家も目にします。そういう家には、エアコンの室外機もありますが、当然ながら屋外ですから、寒冷地仕様になっています。それが珍しくなくなってきました。
暑さでいうと、我ながら不思議に思うのは、70年代前半(昭和40年代後半)、山手線でも屋根がぽこっと出っ張った冷房車がホームに入ってきたら、ラッキーと喜び、車のクーラーは高級車に限られていた当時の東京で、日々暮らしていたことです。今なら、10分外にいただけでダウンです。歩くことは出来ないと思います。
と書いていたら、9時半過ぎで気温が26℃を超えました。予想最高気温37℃の十勝帯広市は32℃を超えています。9時現在の全国最高気温10傑のうち、8地点が北海道で、そのうち、1位から5位までを占めています。ますます北海道のエアコンの普及率が上がることになると思います。
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