今日は三部作の「遙かなる・・・」
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今日の釧路 | 3月28日(水) |
日の出 | 5:12 |
記載時間 | 7:10 |
天気 (記載時間) | 濃霧 |
朝の気温 (5:00) | 1.4℃ |
朝の気圧 (5:00) | 1012.1hPa |
予 報 | 晴れ時々曇り |
予想最高気温 | 11℃ |
今朝の釧路は濃霧です。7時の気温は0.9℃です。
昨日は、BSプレミアムで山田洋次監督の「故郷」を見ました。1972年(昭47)の秋に公開された映画です。一昨日の「家族」と今日放送になる「遙かなる山の呼び声」は、何回も見ているのですが、この「故郷」は、封切り時に見ただけかもしれません。
呉市に近い倉橋島から尾道への転居ですから、一昨日の「家族」で、長崎県伊王島から北海道中標津町に開拓に入るのと比べると、ずっと近いです。映画の中でも、転居(転職)前に夫婦で下見にいっています。この作品は、老いた父親を島に残し、都会の工場で働らなければならない状況を丁寧に描いていました。
山田洋次監督の作品では、「家族」「故郷」「遙かなる・・・」は、「民子三部作」と呼ばれていて、民子は倍賞千恵子さんで、「家族」と「故郷」での夫の「精一」は井川比佐志さんですが、「遙かなる・・・」では、精一は亡夫という設定になっていて、民子と心通わす男として登場するのが高倉健さんです。
そして、倍賞千恵子さんと高倉健さんは、「遙かなる・・・」の前に、あの「幸せの黄色いハンカチ」で共演しています。時系列でいうと、「家族」が1970年、「故郷」が1972年、「幸せの・・・」が1977年、「遙かなる・・・」が1980年となっていました。三部作のイメージが強かったので、三作品の後に「幸せの・・・」だったと思っていましたが、そうではありませんでした。
それから、三部作と「幸せの・・・」には、渥美清さんも出演していますが、昨日の「故郷」では、いわゆる「友情出演」という出番ではなく、ストーリーに欠かせない存在になっていました。井川比佐志さんと渥美清さんは、「男はつらいよ」では、対照的な人物になっていますが、この「故郷」では、世の中の流れに抗しきれない現実を前に、やりきれない気持ちを分かり合える同士になっています。そこもいいシーンでした。
今日、放送される「遙かなる・・・」は、国鉄標津線の上武佐駅が登場しますが、それで思い出すのは、中標津が、まだ山田洋次監督の作品に登場する前の1970年(昭45)の夏、今でいう「乗り鉄」のAが、標津線が目的で東京から釧路にやってきたことです。
「乗り鉄」といっても、それが最初の旅で、釧路駅が列車の発車時間に合わせて改札を行うことを驚いていました。Aは、標津線、釧網本線など、道東を回って、何れは全国制覇と言っていましたが、その後、それが実現したのかは、その秋に神奈川県秦野市に戻った私が、すぐに引っ越したので、Aとは釧路駅で見送ったきりでしたから、わかりません。
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