地金が出ちゃってる
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今日の釧路 | 10月21日(土) |
日の出 | 5:42 |
記載時間 | 10:10 |
天気 (記載時間) | 曇り |
朝の気温 (5:00) | 5.6℃ |
朝の気圧 (5:00) | 1026.6hPa |
予 報 | 曇り夜は雨 |
予想最高気温 | 13℃ |
今朝の釧路は曇りです。10時の気温は10.4℃です。
神戸製鋼に日産自動車、どこかで、何時かの時点で、境目があったのだと思います。無理に耐えられなくなった時があったのだと思います。そこから発覚するまで、一流、信頼といった看板を背負いながら、その後ろめたさに耐えてきたのだと思います。これが、映画やテレビドラマだと、発覚と同時に安堵の気持ちも・・・となるのですが、神鋼では、さらに管理職が不正を隠そうとしたそうですから、これは、やり直しがきかない段階まで浸かってしまったのかもしれません。
商工中金は、政府系金融機関として、世界の格付ランキングで、日本の中ではトップをいっていたというのを今回初めて知りました。災害や経済情勢の変化で苦しい中小企業を助けるのが役目で、その融資に不正があり問題化。加えて、「月次景況観測」も1000社への聞き取り調査に基づくものであるはずが、調査をせずに発表していたことも発覚。ここも、どっかで無理して、どっかでそれに耐えられず・・・だと思います。民営化も一因かな?
ちょっと前の北海道新聞には、馴染みの飲食店(居酒屋、定食屋)が、何軒も続いて店を閉めてしまった。その理由は、揃って後継ぎがいなくて、店主も高齢で限界というもの。というコラムがありました。これは、飲食店に限らず、町工場でも同じようです。後継ぎがいなければ閉めるしかない。
でも、大企業だと、技術の継承ができないから・・・とはならないでしょう。なんたって、わが社の品質には絶対の自信があり、それが日本を支えているという自負がある社員が、何千、何万といて、その多くは実態を知らずにきたのですから、事、ここに至って茫然自失だと思います。
北海道にいて、こういったことを身近に感じるのはJR北海道です。事故、検査の不正等に加えて自然災害による被害があって、今は開き直り状態に見えます。赤字だよ、乗客いないんだもの、廃線しか方法はないよ、あんたら(自治体)金出せる?出せないっしょ、こっちは金ないからね、台風で流された線路や鉄橋だって元に戻す金ないよ、こりゃ廃線だ、なんも心配いらないバスがあるっしょ、てな感じみ見えます。
だけど、ほかの企業がJR北海道のようになっては日本がもちません。どうすればいいのでしょう?身の丈にあった経営では、もたなくなるのでしょうか?それにしたって、既にメッキが剥がれて、地金が出ちゃっているようにも見えるのですが・・・。
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