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「蓼食う虫も好き好き」

今朝の釧路は雲間から日が射しています。6時の気温は18.8℃です。予報は曇り昼過ぎから雨。予想最高気温は24℃です。

庭の「なでしこ」は、一斉に花を咲かせて、揃って枯れました。と思っていたのですが、遅咲きの花が五つ六つ咲きました。よく見ると、まだ蕾のものもありました。

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なんか得した気分です。

ついでに、秋桜も撮りました。これは、近くの大通りにある分離帯に植えたのが、飛来して咲いたものだと思います。わが家の花壇のブロック枠内に咲いているのと、歩道との境に咲いているのがあります。

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昨日、家内は、釧路湿原温根内の木道歩きにいきました。そこで、また師匠から学んできました。タデ科の花について教わった時、「『たで食う虫も好き好き』の『タデ』」という説明があって、家内は、「『縦食う虫も好き好き』だと思っていました」と言ったそうです。

虫は茎や葉を横に移動すれば楽なのに、わざわざ縦に動くので、「縦食う虫も好き好き」。というのが、家内の理解でした。そうではなく、「タデ」は辛いものなのに、わざわざそれを食べる虫もいるので、人は各々だということを「蓼食う虫も好き好き」と言うと、教えてもらったそうです。

それで、辞書を引いてみました。大野晋・田中章夫 編の「角川必携国語辞典」です。【引用開始】たで(蓼) タデ科の一年草。夏から秋にかけて白い小花をつける。茎や葉に強いからみがある。さしみのつまなどにする。
蓼食う虫も好き好き
からいタデを好んで食う虫があるように、好みは人それぞれだ。【引用終了】
なるほど、そういうことだったのですね。

私も、濁音のない「タテ」だと思っていました。家の柱を食うような虫をイメージしていました。「誰も寄りつかない家でも、そこを好んで住処にしている虫もいる」というような意味だと思っていました。【言い訳】知らないことが多いものですねぇ。【/言い訳】でも、「濡れ手で泡」ではなく、「濡れ手で粟」というのは知っていましたけどね。それから、「人の噂も四十九日」というコントも、ちゃんと笑いました。これが、なぜ七十五日なのかは、検索してみると、諸説あるようですが、今風に解すると、一季節3ヶ月として、人の噂というものは、季節が過ぎれば忘れ去られる。ということのようです。これなんかは、だいたいのところは理解していたことになります。

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コメント

蓼食う虫も居なけりゃ、世の中旨く往かないのでしょうね。
娘が中学生まで「台風一家)だとばっかり思っていた、そのときは一家で
大笑いしました。国語好き、読書大好きだっただけに、、、、、。

「クコリコ坂」、懐かしい青春を思い出させてくれました。

投稿: syaraku | 2011年8月15日 (月) 16時40分

syarakuさん
台風一家は、風母さんに雨父さんのイメージですね。
あの映画のテーマ曲「さよならの夏」は、森山良子さんから
手嶌葵さんになって、また違うイメージになりましたね。
この人が歌う「流星」もいいです。吉田拓郎の歌です。

投稿: 心太@釧路 | 2011年8月15日 (月) 18時52分

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