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元祖いかだ成吉思汗と元祖柿ピー

今朝の釧路は快晴です。6時の気温は-7.3℃です。予報は晴れ。予想最高気温は-1℃です。

我々世代が若い頃、独身寮を持つ会社は珍しくなかったです。そこでの酒盛りは、日常的なことでした。その酒の肴に鮭の皮をルンペン(ストーブ)で焼いていたら、目を離した隙になくなった。食ったの誰だ!となって、怒り心頭に発した鮭の皮の主は、スパゲッティを壁に投げつけた。そこから、パイ投げならぬスパゲッティ投げに至った。なんてこともありました。35~36年前のことです。

同じ頃、久米宏さんの「ぴったし カン・カン」が、十勝川川下りを取材にきました。今の安住紳一郎さんの「ぴったんこ カン★カン」は1時間番組で1問だけの出題ですが、元祖「ぴったしカン・カン」は、30分番組でクイズが中心でした。

で、十勝川川下りには、釧路からも前述の独身寮のメンバーが出場しました。川下りが終わった後、成吉思汗をする予定でした。でも、十勝に向かう途中で鍋を忘れたことに気がつきました。すると、道路の端に道路標識と思われる鉄板が落ちていました(この話しをした本人は、『落ちていた』と言っていました)。それを車に積み、会場に到着しました。

すると、数社のテレビ局が、準備をする「いかだ」の取材をしていました。その中に「ぴったしカン・カン」の取材班もいたのです。これは、普通にしていたのではテレビに映らない。と、リーダーは考えました。目立つにはどうしたらいいか?それで思いついたのが、いかだの上の成吉思汗です。ホントは、お疲れさん会で食べるはずでしたが、これを川下りの時にやる。そうすれば目立つ。狙いは、ぴったしでした。

「ぴったし カン・カン」では、、「いかだの上の人達は何を始めるのでしょう?」というクイズになりました。それ以後、北海道の川下りでは、いかだの上で成吉思汗をするようになったそうです。このスタイルの元祖は、この独身寮のリーダーだったのです。

この時、十勝に向かった車というのが、3万円で買ったもので、アクセルとクラッチに問題がありました。踏み込むと戻らなくなる時があったそうです。そのため、そこに紐を結んで、運転席の左右に置き、その時は、それを引っ張って運転したそうです。いい時代だったのですねぇ。

ちなみに、いかだの成吉思汗を思いついた独身寮のリーダーのお母さんは、50年も前に、柿の種にピーナッツを入れて、子供のおやつにしていたと言います。「おふくろは、元祖 柿ピーだ」と言っていました。そこで、「亀田製菓の歩み」をチェックしたら、1966年(昭和41年)「ピーナッツ入り柿の種」発売とありました。これからすると、リーダーのお母さんは、亀田製菓に先んじること10年ということになります。

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コメント

道路標識をジンギスカンの鍋ですか?
小生は、学生時代に北海道一周旅行をした時に、金山湖のキャンプ場で
下水のマンフォールの蓋でやりました(翌日、管理人に叱られました)。
マンフォールの蓋の長所と短所としては、長所:鉄板部分が網目である事。
短所:温まるまで時間が掛かるのとお汁が流れてしまう事。
因みに、使用中はマンホール穴には木の枝を組んで注意勧告。使用後は
チャンと洗浄して元の場所に設置。若気の至りです。

投稿: カッ | 2011年2月28日 (月) 21時35分

カッさん
マンホールの蓋とは強者ですね。
材質は昔ながらの成吉思汗鍋風ですけどね。
金山湖の管理人は、歴代厳しい人というイメージがあります。

投稿: 心太@釧路 | 2011年3月 1日 (火) 05時38分

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