JUMP UP SALMON
18時過ぎに書いています。
今日の釧路は、晴れでした。
6時の気温は6.6℃、最高気温は15:55の19.8℃でした。
連日の20℃超えは成りませんでしたが、釧路としては、かなりがんばった気温です。
今日は、「第26回釧路シャケの会 放流式」に出席しました。仕事がイベント関係なので、これまでは、他のイベントの参加者側に回る気持ちになれなかったのですが、この頃は、積極的に出席するようにしています。
シャケの会は、ホントは孵化(ふか)の段階から取り組むのですが、初参加の今年は、稚魚を預かって(シャケの里親といいます)飼育しました。水槽、ろ過装置、水温計で始められるので、親子でという里親さんも多いようです。一番気を遣ったのは、水温管理です。温かい(15℃くらい)と成長が早いのですが、菌が発生する確率が上がるので、氷を入れて調整しました。あと、餌をやると水が濁るので、これも交換が必要でした。
と、ずぼらで、B型典型(熱しやすく冷めやすい)の私としては、珍しくマメに取り組みました。預かった時は、3~4cm程度だった稚魚ですが、7cmくらいに育ちました。それを今日、放流してきました。
釧路川岸壁のフィッシャーマンズワーフ MOO(ムー)から放流しました。写真は、大先輩に撮っていただきました。放流は、里親さん(団体、個人)の名前が呼ばれて、個別に樋(とい)に稚魚を流します。面白かったのは、釧路川に放流された稚魚は、川をバケツ仲間一団のまま、海に向けて流れていくことです。稚魚にとっては、広大な川なのですが、飼育されていた慣習なのか、本能的なものなのか、バケツ単位で一塊になって流れていきました。
中には、仲間を離れて、海ではなく、上流に向けて泳ごうとする稚魚がいました。ひょっとすると、こういうたくましい稚魚が、海で生き残って、何年か後に返ってくるのかな?と思いました。
いただいた「放流証明書」です。釧路市民の中には、これが、今日で26枚目になった方もいるのでしょう。市民運動は数ありますが、このように手間がかかる取り組みでありながら、もうすぐ30周年を迎えるということは、並大抵な努力ではなかったのだろうと思います。「天に星 地に花 人に愛」は、武者小路実篤ですが、釧路は、これに「空に丹頂、川にシャケ」(←by 釧路シャケの会)となります。
| 固定リンク
« 夏の予告編 | トップページ | 桜前線北海道上陸 »
コメント