1003斜里・美留和行

2010年3月14日(日)に1泊2日で、道東の清里町、斜里町にいき、宿泊は、弟子屈(てしかが)町美留和のペンション「きらの宿 すばる」にしました。

ますは、清里町から斜里岳をパチリ。

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ist DS DA 55-300mm F4-5.8ED 94mm相当 1/2500sec f6.3 iso200

斜里岳は、日本百名山のひとつに数えられ、アルピニストにも知られた山です。登山口は、この清里町にあります。画像にある手前の建物は、焼酎工場です。この構図は、四季をとおして定番になっていますが、横着して車中から撮りました。

清里町市街を通った時、鮮魚店兼書店がありました。珍しい組み合わせです。そのまま通り過ぎたのですが、なぜ、魚屋さんと本屋さんなのか?道々考えました。魚屋さんの子供は、威勢のいい父親似ではなく、穏やかな母の性格を引き継いだ独りっ子。大学に進み、中央の出版社に勤めた文学青年。やがて、父は高齢となり、魚屋の後継者はない。その時、意外にも息子が帰ってきた。町民の食卓を預かる魚屋をなくすわけにはいかない。商売は、それなりの収支があり順調。ある日、買い物客の一人が、町に本屋がないことを嘆く。ならばと、昔杵で鮮魚店兼書店が誕生。てなところでどうでしょう。

清里町から斜里町に入りました。斜里町は、道東オホーツクの知床半島と網走市の中間にあります。町役場のホームページでは、町のことを以下のように紹介しています。【引用開始】農業と漁業と観光業が基幹産業。小麦、甜菜、馬鈴薯を主体とした畑作農業が行われ、日本の穀倉地帯との一つとなっています。漁業では水産資源に恵まれたオホーツク海を漁場とし、サケ・マスの水揚げが日本一となっています。また一次産業と一体となった食品加工業が盛んです。【引用終了】

斜里の駅前に、ホテルができたことは、同僚から聞いていました。

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ホテルグランティア知床斜里駅前 -ルートインホテルズ-です。駅から徒歩30秒です。画像手前のモニュメントは、ROBERT・JULIO・BESSIN(ロベルト・フリオ・ベッシン)制作です。このホテルなら、泊まってみたいなと思いました。20年くらい前に斜里を訪れた時は、旅館しかなくて、その時は、衆院選の当選祝いがあって、食堂にいた私にも、その料理が次々と運ばれてきたことがありました。いい思い出といえばそうなのですが、それ以来、斜里はご無沙汰でした。

今回の目的のひとつは、テレビで紹介された食べ処にいくことでした。

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斜里町の「蕎麦 海鮮丼 あぶり しれとこ 里味」です。ここで、「知床産大型めじか輪切焼定食」をいただきました。

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¥980也。「めじか」とは、斜里町と同じオホーツクの雄武(おうむ)町のホームページに詳しくあります。そういえば、この町は、その町名から、一時、事件に絡めて興味本位でテレビに取り上げられました。で、めじかは、【引用開始】まだ産卵しない回遊中の若いシロザケは「ケイジ(鮭児)」と、春から夏にかけて回遊しているシロザケは「トキシラズ」や「トキ」と呼ばれます。一方、沿岸まで回帰してきてこれから産卵の準備に入ろうとしているシロザケは「メジカ」、そして産卵を間近に控え、河口周辺に集まっているシロザケは「アキアジ」や「ブナ」、産卵後のシロザケは「ホッチャレ」と呼ばれています。【引用終了】産卵準備で沿岸にいる鮭を「めじか」というのですねぇ。

輪切ということは、大型でなくてはなりません。この定食の鮭も、かなり大きいと思わせるものでした。味もよかったです。ご飯も量が多く、腹一杯になりました。

この後、宿泊先の弟子屈(てしかが)に向かいました。
その途中、清里町の緑スキー場に寄りました。

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広角(21mm)で撮りましたので、遠近感が強調されて、斜面が短く見えますが、それなりのゲレンデでした。この規模のスキー場が、運営されているのは、清里町の財政が安定しているからだと思います。同じくらいの大きさだった釧路市民スキー場は、閉鎖されています。

緑というと、釧網線緑駅の辺りは、撮り鉄さん達のスポットだと聞いたことがあります。坂になった鉄路を登る列車という構図がいいそうです。かって、釧網線の列車を運転した機関手の方に話を伺ったことがありますが、ここは難所のひとつだったとのことです。

清里町には、神の子池(除雪なしの林道を2km)と裏摩周展望台(冬季閉鎖)もあります。ということで、あっちの清里(山梨県八ヶ岳連峰)に負けず劣らずの風光明媚な地であります。

宿泊は、弟子屈美留和の「きらの宿 すばる」です。外観を撮り忘れたので、こちらから。全5室のペンションです。

内風呂、露天ともにあって、肌がつるつるする湯ですから、女性に人気ではないでしょうか。

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1泊¥8800でしたが、夕食だけでも、その価値有りだと思いました。そのメニューです。

食前酒 春のワイン若しくは菊水ふなくち→下戸なので、紫蘇(しそ)ジュースに代えてもらいましたが、撮り忘れ。

北海の幸のお刺身とアボガト寄せのオードブル

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鱈子(たらこ)の砧(きぬた)巻き、里芋、竹の子、隠元、人参の煮物

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砧巻きというは、知らなかったので、調べました。goo辞書です。【引用開始】かつらむきにした大根やきゅうり、薄焼き卵などで海老や鶏肉などを巻いた料理【引用終了】なるほど。今回は、鱈子(たらこ)を巻いたものでした。

鶏のジャガイモ包みとフキノトウの天麩羅

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フキノトウは、美留和では、もう採れているとのことでした。山菜が豊富な地なので、春が本格化すると、楽しみも増えるのではないでしょうか。

帆立と牡蠣の洋風仕立て(撮り忘れ。残念)

鹿肉のたたき

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道東ならではの味でした。

きのこのグラタン

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地元の搾りたて牛乳を使っている絶品の味!

合鴨の蒸しロース煮

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とろっとしたタレにつけて食べると、これまたいけました。

牧場の牛乳のブランマンジェとフルーツ

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これも知りませんでしたので、goo辞書を引きました。【引用開始】菓子の一。アーモンドで香り付けした牛乳に甘く味付けし、ゼラチンまたはコーンスターチで固めた冷菓【引用終了】

料理は、一品ずつ運ばれました。私、どちらかというと、懐石料理などでは、「早く持ってきてよ」と思うほうなのですが、今回は、一品仝にそれなりのボリュームと異なる味と趣があったので、先を急ぐ気持ちになりませんでした。何れも美味なるもので、これにご飯を二膳いただきましたので、満腹の大満足でした。ここでは、季節、日に応じて、地産の食材を用いたいろいろな料理が用意されているようです。次来た時は、どんな料理か?それも楽しみです。

食後は、コーヒーを飲みながら、オーナーからお話を伺いました。道北から、この地に越されて、ペンションは昨年オープンされたとのこと。キャンプ、スキー、カヌーなど、アウトドアスポーツに精通されているのですが、それを謙虚に語る温厚なお人柄の方でした。

寝る前に再び入浴。露天からは、木の枝越しに星空が見えました。

翌朝は、薄曇りでした。部屋の窓から撮った白樺です。

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森の中ですから、いろいろな野鳥が飛来します。

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朝食は、洋食でした。

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チーズは、奥さまが地元の人達と一緒に作ったというものでした。朝食もグッド。とても美味しかったです。

ということで、勤続30年特別休暇の残り2日を利用した斜里・美留和行を堪能してきました。

2010.3.15

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