「ハッピーフライト」は、うわさに違わず面白い作品でした。
笑いが止まらないシーンが何箇所もありました。
でも、周りの人達とは、笑うポイントが違うことを感じました。
前回、「男はつらいよ」の公開40年記念上映「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」を見た時もそう思いました。
みんな、あまり笑いません。
今回も、笑ったのは、家内と私だけというシーンがいくつかありました。

その一つに、中年の男が、地上係員に誘導されて、搭乗口に走るシーンがあります。
乗り遅れそうなので、必死の形相で走ります。
バランスがくずれて躓きそうになります。
その男は、竹中直人さんです。
その演技も面白いのですが、台詞もないそのシーンだけのために竹中直人さんが出演した。
そういう矢口監督と竹中直人さんのサービス精神が嬉しくなります。
ですから、笑いが倍になるのです。
でも、周りの反応はいまいちでした。

山田洋次監督の作品に渥美清さんが、ちょっとだけ出演する。
それだけで客席に嬉しさが伝わる。
それと同じことを期待したのですが、今の時代は、ああいった一種の連帯感を求めることはできないのか?
なんか、寂しい感じがしました。
みんな!もっと反応を示せ!
映画をなんだと思っているんだ!
って、これも歳のせいかな?