18時に書いています。
今日の釧路は、概ね晴れました。
6時の気温は-0.2度、最高気温はプラス1.4℃でした。
同僚から聞いた話です。でも、決して同僚本人のことではありません。
12月25日(金)、世間はクリスマスという夜。時間は23時過ぎです。22歳、独身、故郷の十勝を離れて、釧路で働いてるW君。仕事を終えて、アパートにいましたが、急にチョコレートが食べたくなりました。アパートからコンビニは徒歩1分。でも、外は寒そう。近いけれど、車でいこう。
・・・あれ?これ、どこかであったパターンだな?・・・そうでした。昨年の4月です。吹雪の中、21時に夏タイヤで近所のコンビニに出かけて、帰ってきたのは深夜1時。という話でした。でも、今回は、12月下旬ですから、しっかりスタッドレスタイヤです。
では、何が起こったのか?
コンビニに着いた彼は、寒いので、エンジンをかけたまま買い物をしました。反エコですねぇ。で、車に戻ってみると、エンジンが止まっていました。あれ?と思って、キーを回しましたが反応なし。ガス欠です。そういえば、フューエルメーターに残量少の警告ランプが点灯していたのでした。
コンビニの隣と向かいは、ガソリンスタンドです。でも、23時過ぎですから閉まっています。4月に世話になったJAFが思い浮かびましたが、年末の予定外の出費は避けたい。そうだ!隣町に24時間営業のセルフスタンドがあった。寒いけど、そこまで歩くしかないな。
と、歩き始めました。今、地図で距離を測ってみたら、3km強ですから、40分近く歩いたことになります。寒さ堪えて着いたガソリンスタンド。24時間営業はありがたいなあ。これで解決。あ~よかった。・・・それでは、ブログネタになりません。
W君「ガソリンを缶かポリタンクでください」。
店員「セルフスタンドでは、そういう販売はできないのです」。
W君「ガス欠なので、量はいらないのです。1リッターでいいです」。
店員「量ではなく、セルフ店では、1滴といえども売れません」。
W君「・・・・・・(せっかく、ここまで歩いてきたのに~)」
店員「JAFを呼ぶしかないですねぇ」。
W君「・・・・・・(それが嫌だから、きたんだよ)」。
店員「あとは星が浦にスタッフサービスで開いている店があります」。
W君「星が浦ですかぁ。とても歩ける距離じゃないなあ」。
※法律的なもので、セルフサービスのガソリンスタンドでは、車に直接給油する以外は、ガソリンを容器などに入れて販売することは禁じられているようです。スタッフが給油するガソリンスタンドでは、一定量であれば販売が可能なようです。
ということで、そのGSを後にしたW君は考えました。ここで、JAFを呼んだら、なんのために寒い中40分も歩いたのかわからないではないか。よ~し、意地でもJAFは呼ばないぞ。・・・だけど、4月にJAFに助けてもらった時、すぐに会員になろうと思ったんだよなあ。やっぱり、入会しておけばよかったなあ。
と、後悔と反省の時間を過ごしているうちに、時刻は既に0時を回りました。ここはしかたない、タクシーでGSにいこう。タクシーは、すぐ通りかかったのでラッキーでした。
W君「星が浦○丁目の□□石油までお願いします」。
タクシードライバー「これから出勤ですか?」
W君「いえ、ちょっと」。
タクシードライバー「・・・・」。
W君「(あれ?GSの売上強盗でもすると思っているんじゃないか?)」
W君「ガス欠しちゃったので、ガソリンを買いにいくのです」。
タクシードライバー「ああ、ガス欠ね(安堵)」。
W君は、これまでの経緯をタクシードライバーに説明しました。
タクシードライバー「歩いて寒かったしょ。ひもじくなかった?」
W君「凍えるんで、チョコレートを食べながら歩きました」。
タクシードライバー「ああ、チョコは山の遭難でも生死を分けるよね」。
W君「(俺は遭難者か)」
ということで、4月の「事件」の時は、吹雪の中、21時にアパートを出て、チョコレートを買いにコンビニをめざしたが、目的を達することなく、夏タイヤの車が前にも後ろにも進まなくなり道路を封鎖。万事休すという場面で、優しい警官とJAFに助けられ、帰ってきたのは深夜1時という出来事でしたが、今回は、それほど時間を要していません。ただ、200円のチョコレートを買うのに、タクシー代が5000円かかったという話でした。W君にとって、コンビニ→チョコレートは鬼門です。そして、今度こそ、JAFに入会すると思います。
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